冬対策その1 本命はテント!

大木煩悩

2007年11月20日 00:24

今シーズン最後のテント泊。
今年は寒さ対策をいろいろ行いました。

・ダウンシュラフ(ユニフレ/ソフトシェルバッグ800)
・ハイペットフジカ
・湯たんぽ

でもでも根本的に対策しないといけなかったのがテント。普段使っているテントはそもそも降雪時使用不可のメッシュ多様すけすけテントw
スカートはなく換気のためフライは短め。ほぼ全面に配置されたメッシュを覆うフラップはTC、加えてファスナーではなくフック止めですから。隙間風ヒューどころの話じゃないw

ランブリを選んだポイントは以下のとおり。

・テント内が暑いとのインプレが多かったこと。
・天井が低く球形に近い形。耐風性に長けている。
・リビングシェルとの連結が可能。


この時期使えそうなファミキャン用のテントだとお値段的にもスノーピークしか知らなかったというのもありますが



スノーピークのテントはカタログ等で降雪時に使用している画像が掲載されていますが、基本3シーズンのテントです。フラップはファスナー止め(冬は凍結注意!)だし、換気方法は今使っているエアウインダーとほぼ同じで、フライを短くすることで下から風を取り入れ、前室より排出することで行っています。
これが前室の画像。フライ下から空気を取り入れ前室上部2箇所より排気を行います。単にベンチレーションを設けるだけではなく、常に空気を動かすことで積極的(強制的?)に換気し、結露を軽減しようという仕組みになっています。
というわけで、スカートを持つテントに比べると実は寒い仕様
が、インナーにベンチレーションが少ないため、密閉度が高いようなのです。



これがインナーテント。前面に大きなD型ドアパネルがついていますが、ベンチレーションは両サイド下部に設けられたもののみ。



この部分をファスナーで閉じて、



ドアパネルを閉じると、密閉できちゃうんですね。また、テント高が一般のファミリーテントに比べて165cmと低く、テント空間が狭いことから空気が温まりやすくなります。
(逆に夏場はドアパネルも全開にして前室フラップを閉じれば結構涼しい?そもそもフラップ用のポールも別売りだし)
寒い時期に使うつもりなので、うちにはかえって好都合なんです。
またポール4本を使った球形に近いシルエットは耐風性もありそう。この時期は居住空間より悪天候に対して強いことのほうが重要に思うのです。雪ですしね。

さてランブリの対抗といえばアメニティドーム。
ランブリに比べると値段も安く、正方形のテント床は使いやすい。もともとはアメニティドームを購入するつもりでした。
ですが、何度もSPSに通って店長さんに相談に乗ってもらったんですが、やはりそこは値段に差があるので、長く使うにはランブリのほうを進められました。
しかも使用環境が雪の時期を含む寒い時期限定ですからね。
またアメニティはポールが3本で前室が大きいタイプ。ランブリに比べると風の影響を受けやすい形かと。
リビングシェルとのトンネル連結は、前室ポールをランブリ6のもの(¥6000ちょい?)に変更することで可能ですが、なんだかアメニティのメリットが薄くなったかなぁと。

ちなみに来期販売が予定されているProシリーズとも比較したのですが、

・Proまでの耐水圧は不要。かつテントの耐水圧はテント内温度、シールド効果に影響しないこと。
・インナーがLX仕様

という点で現行モデルにしました。
またランブリはPVCを使用しているテントに比べ、ボトム耐水圧が低く設定されていますが、これはメーカーにより耐水圧基準が異なるため(一般には生地に水圧を掛けた際に水が3点浮き出た際の値のようですが、スノーピークは1点での値)で、一般換算ではPVCと同等レベルの耐水圧を持っているそうです。
PVCは換気を行っていてもPVC部分が結露しやすい点や、(すぐにではないですが)低温の際にひび割れが入りやすいということもあるようで、雪を伴う寒い時期のみの使用を考えると、ランブリでよかったのかなぁと思ってます。
なお、フライが短いため雨などの跳ね返りを考慮し、ボトムが比較的高い位置まで覆っているのも特徴です。

テントサイズですが、4人家族のうちはランブリ5か6。
寒さ対策としては室内高が低い(室内空間が狭い)ランブリ5がより適切なのかもしれませんが、ここでちょっと問題が。



スノーピークさん提供のランブリ5にインフレータブルマットを4枚引いた図。



ランブリ5だとわが家が普段使用するインフレータブルマット4枚がきれいに収まらないんです。
テント内温度について確認するとランブリ5とランブリ6ではさほど変わらないそうなのでマットがきれいに納まるランブリ6にしました。特殊な形のテント床だとこの辺も購入時は注意が必要ですね。

さて、実際建ててみて思ったこと。

軽くて建てやすい!!

テントボトムにPVCを使っていないのですごく軽いんです。ポール自体も超々ジュラルミンで軽くて細い!
またマニュアルが厚く、親切丁寧・こと細かく書かれています。(スノーピークサイトよりpdfでダウンロードも可)
ケースに一枚説明書が入っているのとは違う。



ポール、それを通すスリーブがハッキリ色分けされているのも特徴。



ポール4本だと通すスリーブを一箇所間違うだけで大混乱。ポールの破損にもつながりますが、これだけハッキリ色が分けされていると間違いようがないw



ポールのクロス部分はどちらにフックをかけようか迷う場所ですが、ランブリには両方にフックがついていますw



フライはバックルで固定。
普段テントは僕一人で建てるので、テント建て自体久々だったカミさんも「すごく簡単♪



収納ケースもやや大きめ。
口自体が広いので、撤収時も結構大雑把でOKかもw
これ結構重要。



スノーピーク(snow peak) ランドブリーズ6

これで雪降るテント泊にチャレンジです!!

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