秘湯・川又温泉へ!

大木煩悩

2009年09月11日 02:45

温泉ネタが続きます(^^;


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先日の日曜日、秘湯探検に行ってきました。
高速道路を飛ばして目指すは登別にある川又温泉。
晴れていますが風の強い札幌、雨がぱらつく千歳、霧が発生していて無風の苫小牧&白老。めまぐるしく天気が変わります。
登別の天気はどうなんだろう...
登別市鉱山町。川又温泉は、幌別高山国有林内の幌別川支流沿いにあります。1908年に川又兵吉さんが発見したことからその名が付いた温泉、秘湯としては有名でじゃらんなどの観光マップにも載っています。
事前に調べたところ川渡りはあるのですが、小学生のアウトドア体験企画なども組まれるそうなので、それほど大変でもない??
札幌からは高速で登別室蘭ICを降り後、道道327号線を北に鉱山町を目指します。
川又温泉につながる林道手前にはネイチャーセンター「ふぉれすと鉱山」があり、ここで詳しい地図ももらえますので、寄るとよいでしょう。


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ふぉれすと鉱山を過ぎてすぐ左手に林道の入り口があります。
この看板が目印。
ここから先は車がすれ違うのも大変(避難帯使用しないと無理)な砂利道を4キロほど、車の駐車できる広場を目指します。



林道第一分岐点。
カーブに沿って直進してください。
なお、この辺りに「川又温泉1.8km」の看板があり、ここからの探検も可能ですが、距離が長い上に笹の丈が高く、道に迷いやすいそうなので、お勧めしません。



分岐を過ぎると橋が見えます。
丸太が転がっていて、スレスレで通行。



橋を過ぎると第二分岐点。
ここには案内板(画面中央のピンクのリボンが付いている)がありますので、それに沿って右の道を入っていきます。



駐車場となる広場に到着。
車は5~6台ほど停められそう。



案内板にあった大きな桂の木とはこれですね。



車を停めて林道を上がりますが、すぐ右手に「川又温泉0.8km」の看板があります。
ここより薮の中の獣道を進んでください。なお、道中ところどころに看板とピンクのリボンの目印があるので、川渡りの際は特に注意して周りを見てみましょう。
なお、このまま林道を上がるルートでも温泉にたどり着けるそうですが、相当大変なようです。
道中川渡りをするので、長靴を履いていくことをお勧めします。



川に近づくにつれて段々細くなっていく獣道。
中盤以降は人一人通れるぐらいの道幅まで細くなり、ところどころアップダウンの激しい道になります。



山に入ること5分。第一の川渡りとなる丸太渡り。
川又温泉へは都合4度の川渡りをすることになります。
本当に小学生のツアーでこんなところ歩くのか?と少々不安に。
※小学生のツアーではヘルメットにライフジャケット装備のようです。



続いてすぐに第二の川渡り。
水深は浅いのですが、流れが急で、慎重に歩かないと流されそうです。
ロープが張っているので掴まりながらの移動。

「なんでこんなことしないといけないの...」

カミさん半泣き。
事前調査が甘かったか(^^;
しかも最初このルートがわからず、危うく違う川沿いを上がっていくところでした。





この辺りに看板があります。



以前のものも山肌に残っていました。



第二の川を渡りきり、細く急な山肌を登ること15分。
第三の川渡りが。
ここは水量も少なく、流れも穏やか。
枝にピンクリボンがいくつか付いているので、それを目印に上流を遡っていきます。
この辺りから、温泉の匂いが~
不安がワクワク感に変わっていきます!



温泉目指して川岸を登っていくと、前方になにやら木の建物が見えてきました!!



最後の川渡り。
対岸に待望の温泉が。
兄ちゃん足滑らせて、ここで長靴水没。



スタートから約30分。
ついに川又温泉に到着しました!!



川又温泉。泉質は石膏硫化水素泉で、湯温約34度
この季節には少々温度が低く風邪をひくとまずいので、顔を洗って足湯に。



お湯自体は透明なのですが、温泉成分の影響でしょうか?
アクアブルーのとってもきれいなお湯です。



温泉は湯船の底から湧き出ています。湯量も豊富で絶えず掛け流されています。
湯船も全く汚れていません。
地元の方に聞いたのですが、このお湯は内臓に良いそうで、昔は飲用にポリタンクかついでお湯を汲みに行く人もいたそうです。



第三の川渡りのときは感じられた温泉の匂いがここではあまり感じられず。鼻が慣れた?
長靴から伝わるほんのり暖かな温泉。う~ん、夏に思いっきり入ったら気持ちいいだろうなぁ。
来年のリベンジを誓います。



なお川沿いにある木造の建物は、有志によって整備された脱衣所です。
フォレスト鉱山の方とボランティアの方たちによってこの素晴らしい温泉が今も残っているのです。
ありがたいですね。

名残惜しいですが日が落ちると完全な闇になりそうなので、温泉を後にします。







行きは不安いっぱいだったのですが、帰りは笑顔w
道中生い茂る色々な草花にも目が行きます。
これは何の蕾?



入り口まで戻ってきました。
お疲れ様でした。



なお、このエリア一体はヒグマの生息地です。
出会うことは早々無いとは思いますが、熊鈴やラジオなどをかけて行動するなど、ヒグマ対策をして探検しましょう。
携帯電話は圏外です。


【川又温泉】
■住所:登別市鉱山町
■泉質:石膏硫化水素泉
■泉温:34度

【ふぉれすと鉱山】
■住所:登別市鉱山町8番地3
■電話番号:0143-85-2569
■URL:http://npo-momonga.org/

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