冬の道東キャンプ@然別峡で鹿の湯探検

大木煩悩

2010年03月20日 01:16



道東キャンプ2回目の記事は、然別峡野湯探検。
然別峡野営場の奥にあるという鹿の湯、夫婦の湯A・Bの3箇所を目指します。

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yah家とコタンで一旦お別れし、然別峡支流・道道1088号線をひたすら北上していきます。
この先は冬季行き止まりになっていて、車の往来もほとんどありません。
道を進むにつれて車の轍も減っていきます。

事前調査どおり道道ということで、然別峡野営場に向かう折り返し地点(かんの温泉手前)までは除雪が入っています。

※青がコタン、赤がかんの温泉、黄が然別峡野営場です。



雪で通行止めの道道1088号線。
然別峡野営場にはここを下っていきます。
T字の標識は出ていましたが、道路が雪に埋もれ除雪で積み上げられた雪壁と一体化しているので最初はどこを下っていくものやら迷いました

これよりスノーシューに履き替えて進みます。
子供たちはコタンですっかり温まったこともあり高いびき。
探検は僕一人で。



スノーシューは履いているもののかなりの積雪のようで歩きづらい。
轍もあったのですが、車?
それにしてはやや間隔が狭いような。スキーか?
入り口から下ること10分弱でT字の標識が。
これを左に行くと目的地の然別峡野営場。右に行くと然別峡ダムとなりこちらも各種の野湯を体験できるそうです。



T字を左に進み2、3分ほどで然別峡野営場に到着。
一切除雪されていないので、看板も下側は完全に埋まっています。
誰かが温泉に向かったのでしょう。足跡らしきものはありますが、雪がかぶっています。
ここまで来るのにすでに汗だく。



野営場内。圧雪されていない雪はスノーシューを履いていても時折腰まで埋まる深さ。
一緒に行ってたらとんでもないことになってましたね>yahさん
場内一番奥の炊事棟横からユーヤンベツ川河畔に下りる階段があります。階段を下りていくと暖かな温泉の香りが~



立派な脱衣所が見えてきました。
目的地の然別峡鹿の湯です。



泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。源泉温度は47℃とのことですが、温度を図ったところ37℃前後。夏場は丁度よい湯温もこの時期は下がりますね。
しばらく誰も入っていないからでしょうね、湯船には藻が発生していました。



大自然に囲まれたとてもすばらしい温泉です。
清流のせせらぎを聞きながら眺める雪景色。
湯船は鹿追町で整備されているようでかなりしっかりしていますね。

野生の鹿に出会ったりしないかとちょっとだけ期待していたのですが、残念。この日はお出でになりませんでしたw



鹿の湯の少し山側、脱衣所横にくりぬかれたような湯船が夫婦の湯
2つある夫婦の湯のうちのひとつで通称夫婦の湯Aと呼ばれています。
ここから流れた湯が鹿の湯に注がれています。源泉温度の47度はここの湯温でしょうか。
湯船は大人2人が入れる程度の大きさで、これが夫婦の湯の名の由来でしょうか。

夏場は水で埋めないと厳しいようですが、この日は湯温41℃。適温です。



下流側数mにあるのがもうひとつの夫婦の湯、通称夫婦の湯B
こちらも小さな湯船ですね。
湯温は夫婦の湯Aよりも高めの47度。この時期も水で埋める必要がありそうです。

野営場内の雪深さにかなり参りましたが、このお湯を体験すると疲れが飛びますね~
...また来た道を戻るのかぁ

【かんの温泉】



道道1088号線の行き止まり、現在休業中のかんの温泉です。
「菅野の湯で治らない病気はない」と昔から伝わり、9つの湯船に七つの源泉が湧き出ているという秘湯。
2008年12月より休業が続いています。



送迎バスもがっつり雪に埋まっています。
いつの日か温泉が再開した折には、すばらしいという七源泉を体験したいものです。


【鹿の湯】
■住所:河東郡鹿追町瓜幕
■泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(旧泉名:含重曹食塩泉)
■源泉温度:47度(夫婦の湯A?)


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