2006年09月13日
テントの素材・構成の違い
僕は去年何も考えずに知っていたメーカーでかつ居住性が良さそうなコールマン/タフワイドドーム300EXを買い、今年はカッコよさに惹かれユニフレーム/エアウィンダーを購入しました。
この2つのテントの違いってなんだろう。テントの素材やフレーム構成など全く知らなかったのですが、エアウインダーを購入した際にいろいろわかったことがありました。
オフシーズンに向かっていますが、これからテントを買おうと思われている方の参考になればいいなと思います。(キャンプ用品は値下げされていく時期ですしね)
【テント素材】
製品情報を見ると、テント素材には一般的に次のような素材が使われていますね。
・ナイロン
・ポリエステル
・T/Cクロス
ナイロンとポリエステルは似たような性質の素材ですが糸の硬さに違いがあります。ナイロンとポリエステルを比べるとナイロンの方が柔らかく伸びも大きいのです。そのため、ナイロンはソフトでしなやかとなり、ポリエステルは張り・腰のある固い風合となります。
一方ポリエステルはナイロンより強度が高く、紫外線による劣化が少ない特性があります。
そのような特性から、フライやメッシュにはポリエステルが、インナーにはナイロンが使われているんですね。
なお、ナイロンは他の加工剤との相性がよく、後述する防水・撥水加工に適しています。
スノーピークのテントなど一部両者が混在するのは、テントの張りを美しくしかつ、防水・撥水効果を永く保つ為なんでしょうね。
ちなみにナイロンの方がポリエステルに比べ高価な素材です。
ユニフレームテントでおなじみのT/Cクロスはポリエステル(テトロン)と綿(コットン)の混合素材で、コットンの肌触りでかつ吸湿発散性に優れた特性があります。
ポリエステル65%綿35%という比率は両者の特性が一番反映される混率なんだそうです。
【デニールとは】
70Dや75DのDとはデニールという生地に使用されている繊維の太さを表す単位で、1デニールは長さ9000mの糸の重さが1gであることを意味しています。一方190Tや210TのTとはデシテックスという単位で、1デシテックスは長さ10000mの糸の重さが1gであることを意味します。
つまり70D=77Tです。いまいちピンときませんが
この数値が大きくなると生地が厚くなり丈夫になりますが、防水性が低くなります。
【生地の織り方】
タフタやオックス、リップストップは生地の織り方のことです。タフタは縦横交互に繊維を交差させ密度を高めた少し硬い感じの平織りで、防水性や防風性があるのでフライやインナーに、一方オックスは2本ずつ繊維を交差させたは柔らかい平織りで、テントやタープには太めの繊維で織られるので、引き裂き強度や耐久性があり、主にボトム部分に使用されます。
リップストップは細い繊維と太い繊維を組み合わせ、生地自体に補強を施した織り方で、引き裂き強度や耐久性に優れている上軽量。山用テントの素材はこの織り方が多いです。
【防水・撥水加工】
どのテントも一般的にPU(ポリウレタン)コーティングが施されていますね。ユニフレームテントのボトムはPVC(ポリビニールクロライド=塩ビ)加工。いわゆるゴムボートみたいなもので、ほぼ完全防水です。その分重量がありますが。
スノーピークはさらにテフロン撥水加工を施しています。繊維自体に水をはじく特性を持たせ、防汚・防カビ作用もあります。
...長くなりそうなんで、今日はここまでw
この2つのテントの違いってなんだろう。テントの素材やフレーム構成など全く知らなかったのですが、エアウインダーを購入した際にいろいろわかったことがありました。
オフシーズンに向かっていますが、これからテントを買おうと思われている方の参考になればいいなと思います。(キャンプ用品は値下げされていく時期ですしね)
【テント素材】
製品情報を見ると、テント素材には一般的に次のような素材が使われていますね。
・ナイロン
・ポリエステル
・T/Cクロス
ナイロンとポリエステルは似たような性質の素材ですが糸の硬さに違いがあります。ナイロンとポリエステルを比べるとナイロンの方が柔らかく伸びも大きいのです。そのため、ナイロンはソフトでしなやかとなり、ポリエステルは張り・腰のある固い風合となります。
一方ポリエステルはナイロンより強度が高く、紫外線による劣化が少ない特性があります。
そのような特性から、フライやメッシュにはポリエステルが、インナーにはナイロンが使われているんですね。
なお、ナイロンは他の加工剤との相性がよく、後述する防水・撥水加工に適しています。
スノーピークのテントなど一部両者が混在するのは、テントの張りを美しくしかつ、防水・撥水効果を永く保つ為なんでしょうね。
ちなみにナイロンの方がポリエステルに比べ高価な素材です。
ユニフレームテントでおなじみのT/Cクロスはポリエステル(テトロン)と綿(コットン)の混合素材で、コットンの肌触りでかつ吸湿発散性に優れた特性があります。
ポリエステル65%綿35%という比率は両者の特性が一番反映される混率なんだそうです。
【デニールとは】
70Dや75DのDとはデニールという生地に使用されている繊維の太さを表す単位で、1デニールは長さ9000mの糸の重さが1gであることを意味しています。一方190Tや210TのTとはデシテックスという単位で、1デシテックスは長さ10000mの糸の重さが1gであることを意味します。
つまり70D=77Tです。いまいちピンときませんが

この数値が大きくなると生地が厚くなり丈夫になりますが、防水性が低くなります。
【生地の織り方】
タフタやオックス、リップストップは生地の織り方のことです。タフタは縦横交互に繊維を交差させ密度を高めた少し硬い感じの平織りで、防水性や防風性があるのでフライやインナーに、一方オックスは2本ずつ繊維を交差させたは柔らかい平織りで、テントやタープには太めの繊維で織られるので、引き裂き強度や耐久性があり、主にボトム部分に使用されます。
リップストップは細い繊維と太い繊維を組み合わせ、生地自体に補強を施した織り方で、引き裂き強度や耐久性に優れている上軽量。山用テントの素材はこの織り方が多いです。
【防水・撥水加工】
どのテントも一般的にPU(ポリウレタン)コーティングが施されていますね。ユニフレームテントのボトムはPVC(ポリビニールクロライド=塩ビ)加工。いわゆるゴムボートみたいなもので、ほぼ完全防水です。その分重量がありますが。
スノーピークはさらにテフロン撥水加工を施しています。繊維自体に水をはじく特性を持たせ、防汚・防カビ作用もあります。
...長くなりそうなんで、今日はここまでw
Posted by 大木煩悩 at 23:11│Comments(2)
│調査
この記事へのコメント
なんか調べようと思うと、大木さんのブログに行き当たるんだよねぇ。元気?
Posted by サン at 2008年03月16日 16:29
>サンさん
大変ご無沙汰です(^^;
以前激務状態ですが、なんとかかんとかやりくりして、なんとかかんとかゴールが見えてきています。
雪も融けだし、確実に春に向かっています。
早く外に出たくてうずうずしている状態ですw
うまく行けば、月内or4月頭には、更新を再開したいと思っています。
大変ご無沙汰です(^^;
以前激務状態ですが、なんとかかんとかやりくりして、なんとかかんとかゴールが見えてきています。
雪も融けだし、確実に春に向かっています。
早く外に出たくてうずうずしている状態ですw
うまく行けば、月内or4月頭には、更新を再開したいと思っています。
Posted by 大木煩悩 at 2008年03月17日 09:20
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